究極の悟りを得た人々
インドの古代サンスクリット語でアルハットが
中国で阿羅漢と訳され、更に羅漢と省略されました。
「悟りを得た人々」を意味しますが、
仏教の究極の心理に達し得た方々のことです。

仏様というのは悟りの最終段階に達した状態で「如来」とよばれます。
その直前の段階は「菩薩」とよばれます。
そうなると「観世音菩薩」様は正確には「仏様」ではありません。
一般のお坊さんにも様々な段階がありますが、
羅漢とはそのの最高位です。

羅漢とは何かに没頭する姿の象徴だといいます。
だから、羅漢さんの個性は千差万別であり、
喜怒哀楽も滑稽なほど極端に表現されています。

たくさんの煩悩が群集になって迫ってくるようです。
だから羅漢の、如来への道のりは遠く離れています。
しかし、羅漢のみが如来に至ることができるのです。

鎌倉時代に禅宗と一緒に中国から入って来た羅漢信仰は、
最初は、釈迦の命を受けた十六羅漢、または十八羅漢だけでしたが、
大勢の人々から信仰されるようになっていくにしたがい、
庶民的な明るさを漂わせ、表情も豊かになっていきました。
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